BDP-105およびBDP-103につきまして,ソフトウェアアップデートを実施いたしましたので,ご報告いたします。
ソフトウェアアップデートは,インターネット接続環境からのダウンロード,USBメモリから,記録用メディアからそれぞれ可能です。
メインバージョン: BDP10X-50-0422
ローダーバージョン: 6U0900 or 7B1000 (BDP-103), 7B1000 (BDP-105)
サブバージョン: MCU103-05-0916 (BDP-103), MCU105-04-1113 (BDP-105)
今回のソフトウェアアップデートについての重要なご案内
- 今回のソフトウェアアップデートを適用した場合には,過去のファームウェアに戻すことが不可能となります。通常の利用において,お客様が過去のファームウェアに戻す必要は一切ございません。最新のファームウェアをお使い頂きますようお願い申し上げます。
- 今回のファームウェアアップデートは大幅な機能追加を実施するため,設定を工場出荷状態に戻すように案内が表示されます。アップデート作業を正常に終了させるため,かならず工場出荷状態に戻して頂き電源を切って再起動してください。その際,設定項目についてメモをおとりになるなど,設定をお忘れ無きようお願い申し上げます。
- 今回のファームウェアアップデートにより,デコーダーのファームウェアが変更となっております。AVCHDの正確性について再生前に確認する機能が追加され,BDMVフォルダ内のファイルがAVCHDに準拠していない場合には再生することができません。
- 今回のファームウェアアップデートにより,SACDをコピーしたディスクを再生する機能が削除されました。DSDファイルはUSBメモリまたはDSDディスクから再生することが可能です。
- JPバージョンとはファームウェアが異なっておりますのでご了承ください。
更新内容
- 日本語OSD表示に加え,DLNAおよびSMBから外部ストレージ上のファイルを参照した際の表記の正確性が大幅に改善されました。
- ローカルストレージ上のDSD(Direct Stream Digital)ファイルの再生に対応しました。DSDファイルはステレオだけでなくマルチチャンネルにも対応します。DFFおよびDSFフォーマットに対応します。対応するDSDファイルのサンプリング周波数は2.8MHzです。
- DSD Disc上のDSDデータの再生に対応しました。「音楽」->「DSD_DISC」から各ファイルを選択します。また,トラックの選曲,スキップ,早送り・巻き戻しなどの一般的な操作が可能です。
- CUEシートでの再生に対応しました。ローカルストレージ上のFLAC,WAV,APE,mp3の各形式を含むオーディオフォーマットで利用可能です。
- ローカルUSBストレージ上の音楽ファイル再生中にプレイリストを作成することが可能になりました。これらの音楽ファイルを選択・編集するには,OPTIONボタンを押し,「Add to playlist」または「Goto playlist」を選択します。プレイリストファイルはローカルのUSBストレージ中の「OPPO_Media_Info/playlist」以下に保存されます。
- AIFFオーディオフォーマットに対応しました。
- ExFATファイルシステムに対応しました。
- クロスオーバー周波数の選択肢に50,70,130,140および160Hzが追加されました。これらの設定は「Setup Menu」->「Audio Processing」->「Crossover」で選択することができます。
- 映像のデインターレース設定を選択することができる機能が追加されました。本機能は「Setup Menu」->「Video Setup」 ->「HDMI Options」>「De-interlacing Mode」で選択することができます。
- OPPO DBP-10xをDMRとして使う場合に,DMC側でメディアファイルのプログレスバーを利用してファイルをシークする機能が追加されました。
- スピーカー設定の項目が変更となり,センターチャンネルをオフに設定した場合に,SBLチャンネルおよびSBRチャンネルが自動的にオフとなる機能が追加されました。ただし,SLチャンネルおよびSRチャンネルをオフに設定している場合には,SBLチャンネルおよびSBRチャンネルはミュートのままとなります。
- 最新版のEAC(Exact Audio Copy)で作成したFLACがBDP-10xで再生することができなかった問題を解決しました。
- BDP-105のヘッドホン出力におけるステレオダウンミックスアルゴリズムを改善しました。この結果,マルチチャンネル音声を含むコンテンツを再生した際の,音量調整および音場表現の品質が改善しました。
- 本機能は通常マルチチャンネルアナログ出力にアサインされているメインオーディオDSP回路を利用するものです。ヘッドホンが接続されている場合には,マ ルチチャンネルアナログ出力はミュートされ,DSPがステレオダウンミックス処理を行い,ヘッドホンアンプ回路へと信号を伝送します。
- なお,ヘッドホンを接続した状態で,プレーヤーのオーディオ設定を変更しようとしないでください。これらの設定はヘッドホンを使う場合に一時的に設定されるもので,ヘッドホンを取り外すと自動的に元の設定に戻るようになっています。
- オーディオ出力の遅延時間調整機能が追加されました。-100msから+100msまでの間で設定することができます。本機能は「Setup Menu」->「Audio Processing」 -> 「A/V Sync」で選択します。本機能は全てのHDMIや同軸デジタル,アナログのステレオ・マルチチャンネルなど全てのオーディオ出力で有効です。
- 本機能をご利用になる際には,実際に使用するオーディオ出力を基準に調整してください。これは,各出力端子はそれぞれ異なる信号経路,異なる信号処理を経て出力されていることから,遅延時間調整機能が各出力端子で完全に同一の効果を発揮することを保証するものではないためです。
- 遅延時間調整の値をマイナスにした場合,ソース機器側が自動で設定している音声出力の遅延時間調整を解除することができます。一般的に,映像出力を基準として,音声を映像にシンクロさせるための最適化処理が自動的にデコーダー回路で行われています。
本機能を使って遅延時間調整の値をマイナスにした場合には,ソース機器側が設定した遅延時間を早めることができます。また,遅延時間調整の値をプラスにした場合には,ソース機器側が設定した遅延時間をさらに遅らせることができます。
ソース機器の許容範囲を超える遅延時間を設定した場合,遅延時間調整機能で設定した値は完全に無視されます。例えば,値を-100msとした場合でも, ソース機器が70msの遅延処理を行っているときには,結果的には70msの遅延のまま出力され,本機能は無効となります。いかなる場合でも,音声信号が 映像信号よりも早く出力されることはありません。
- HDMI入力経由でセットトップボックスを接続した場合でチャンネルを受像器側で切り換えたときに,7.1チャンネル出力およびステレオ出力からポップノイズが発生する症状が改善されました。その他,セットトップボックスを接続した際の問題を解決しました。
- USBキーボードを接続してBDP-10xを操作する機能が追加されました。対応するキーと機能は以下の通りです。
- テンキー付きキーボードの場合,Num Lockキーがオンの場合にはテンキーとして動作し,オフの場合にはナビゲーションボタン(2,4,6,8が有効)として動作します。
- UP,DOWN,LEFT,RIGHTキーがそれぞれナビゲーションボタンとして機能します。
- HOMEキーがHOMEボタンとして機能します。
- ENDキーがSTOPボタンとして機能します。
- Page Up/DownキーがそれぞれPAGE UP/DOWNボタンとして機能します。
- ESCキーがRETURNボタンとして機能します。
- ENTERキーがENTERボタンとして機能します。
- SPACEキーがソフトウェアキーボード上のスペース挿入として機能します。
- USBメモリ・ハードディスク等を接続した際の記憶容量の制約を緩和しました。GPTパーティションテーブルならびにNTFSおよびExFATファイルシステムをお使いいただく場合,16TBまで認識することができます。
- Apple Airport Express (2nd Generation)を使用する際に,アナログ音声出力が途切れる問題を改善しました。
- 最新のBlu-rayディスクコンテンツの再生に関する動作の安定性を向上させました。