DSDファイルを再生してアナログ出力から音を出した場合,内部でどのように処理が行われているかを示します。結論としては,DSDファイルについても,SACD出力時と同様に内部では処理されます。そこで,各機種でのDACまでの処理は以下のようになります。
BDP-105JP、UDP-203、UDP-205の場合
- SACD出力設定が「DSD」の場合で,HDMI音声出力が有効のとき,接続されている機器がDSDデコードに対応していれば「DSD」でDACに
- SACD出力設定が「DSD」の場合で,HDMI音声出力が有効のとき,接続されている機器がDSDデコードに対応していなければ「PCM」でDACに
- SACD出力設定が「DSD」の場合で,HDMI音声出力が無効のときは,「DSD」でDACに
- SACD出力設定が「PCM」の場合,「PCM」でDACに
BDP-103JPの場合
- SACD出力設定が「DSD」の場合も「PCM」の場合も,「PCM」でDACに
特にHDMI接続で音楽を聴かない場合でも,HDMIで接続されている機器がDSDデコードに対応しているかどうかが,アナログ再生時にも影響しますので,ご注意ください。よくうっかりPCMになっていることがございます。BDP-103JPについてもHDMI経由でのDSD出力には対応しておりますので,HDMI経由の場合にはBDP-105JPもBDP-103JPも違いはございません。
また,BDP-103JP/105JPでDSD出力に対応する端子は「HDMI2」のみとなります。(BDP-103DJP/BDP-105DJPはHDMI1とHDMI2両方から出力が可能です。)なお,HDMIでのDSDデコード機能はAVアンプメーカー各社によって細かい動作が異なりますので,運用によって回避いただく必要がでてくるかと存じます。
プレーヤー側ではHDMIで接続される機器がDSDデコードに対応するかを判定して自動的に出力の設定をしておりますので,OPPOがDSD形式のままネイティブで再生するためには,AVアンプ側の設定を変更して頂くなどの操作が必要になる場合がございます。詳細は各AVアンプメーカー様にお問い合わせください。
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