「SACD Output」を 「DSD」 に設定すると出力されます。ただしHDMIネゴシエーションの結果によって影響を受け、PCM変換される場合があります。
BDP-103、BDP-105
DSD は HDMI2 ポートでのみ出力可能です。これはハードウェアによる制約で、HDMI1 ポートを駆動している Qdeo ビデオ プロセッサーの HDMI トランスミッターがDSD オーディオに対応していないことによります。尚、SACD Output を PCM に設定すると、HDMI1 と HDMI2 の両方でオーディオ出力が可能です。SACD ディスクから再生される DSD コンテンツの PCM 変換によるデジタル出力は、HDMIでは24bit/88.2kHzとなります。同軸/光出力は規格の仕様により出力自体がされないようになっております。
BDP-103D、BDP-105D、UDP-203、UDP-205
DSDはHDMI1及びHDMI2ポートどちらでも出力可能です。SACD ディスクから再生される DSD コンテンツの PCM 変換によるデジタル出力は、HDMIでは24bit/88.2kHzとなります。同軸/光出力については,SACDの場合においては規格の仕様により出力自体がされないようになっております。
SACD を PCM 変換するときに 176.4kHz を使わない理由は?
ハードウェアは 176.4kHz出力に対応し、ライセンス上も問題ありませんが、OPPO Digital社は DSD から PCM への変換においては 88.2kHzに変換する方が良い結果をもたらすと考えています。また、176.4kHz出力をオプションとしてしまうと、高レートの方がよいという間違った印象を与えることとなるため、そのようなオプションはつけていません。
SACD プレーヤーは、アナログ出力で計測すると明らかなように高サンプリングレートでの変換を行いません。SACD の DSD からのアナログ作成処理には (DSD からの直接アナログ変換が有効な場合に、OPPO Digital社製品の DAC 中に含まれるような) 50kHz のフィルターが必要で、これはサンプリングレートが100kHzの時に記録できる信号の上限に対応しています。88.2kHzは、100kHzを超えない44.1kHzの最大の倍数です。
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