このオプションはBDP-103DJP/105DJP/105DJPLのみ該当します。
自動(50/60Hz)
TVやプロジェクターが4kx2k 50または60Hz YCrCb 4:2:0カラースペースフォーマットに対応しているならば、ビデオコンテンツはそれらにアップコンバートされてHDMI1から出力されます。言い方を変えればプログレッシブソースなどではフレームレートはそのままで解像度のみアップコンバートされます。またテレビやプロジェクターが対応していなければコンバートされません。工場出荷時状態では「自動50/60Hz」に設定されています。
強制(50/60Hz)
ビデオコンテンツが50/60Hzであるならば、4kx2k 50または60Hz YCrCb 4:2:0カラースペースにアップコンバートされHDMI1から常に出力されます。ただしこの場合でもプログレッシブソースなどではフレームレートはそのままで解像度のみアップコンバートされます。
50/60Hzとは?
詳しい概要は以下の技術要項が該当いたしますのでご参考ください。
どういうときに使い分ければよいのか
放送波・Blu-rayビデオにおいてスポーツ番組や音楽ライブ番組などの中には50/60Hzフォーマットでコンテンツ制作されているものがあります。ビデオコンテンツのパッケージやライナーノーツなどを見ると1080iと記載されているものや59.94iと記載があるものがあり、それらのコンテンツが該当します。このようなコンテンツで「より滑らかな動きで見たい」というとき、自動or強制(50/60Hz)を選択します。
自動or強制(50/60Hz)ではない「自動」や「強制」設定で、かつプレーヤーの出力解像度が1080pなどのプログレッシブの場合、プレーヤーはこれらのインターレース映像をプログレッシブへ変換(I/P変換)します。このときデインターレースという処理が行われますが原理的に本来のフレームレートから半減した映像となるため、動きのあるコンテンツでは滑らかさが損なわれスピード感などが得られない場合がありますが、それらを軽減できます。ただし見方を変えるとI/P変換をどこで行うかが色階調やノイズなどの画質全般に影響を与える部分で、50/60Hz出力の場合はテレビやプロジェクターに依存する形となりますが、あえて自動or強制としてプレーヤーに任せることで動きよりも画質を重視するという方針もありえます。例えば1080i収録であってもそれほど動きがないコンテンツなどでは「自動or強制」を選択いただいた方がよい場合もあります。
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