AirPlay 2では,それ以前のAirPlayとは仕様が変更されたため,操作感が以前とは異なるようになります。疑問にお感じになった場合は,以下の内容を一読願います。
AirPlay 2以前の動作
- iOSアプリ上のボリューム設定はSonica DACのボリュームと連動していました。
- Volume Bypass設定時にはiOS上のボリューム設定は無視される仕様となっていました。
AirPlay 2での動作
以下,”iOSアプリ”と表現されるものが指すものは,”AirPlay出力する音楽再生アプリ”のことであり,Sonica Appのことではないことにご注意ください。
- iOSアプリ上のボリューム設定とSonica DACのボリューム設定は連動せず,独立して動作します。
- Volume Bypass設定を行っていてもiOSアプリ上のボリューム操作自体は有効で,音量の上げ下げが可能となります。
- iOSアプリ上からSonica DAC自体のボリューム調整は行えなくなります。
- iOSアプリ上でボリュームMAXになっている状態が,Sonica DAC自体のボリューム設定値とイコールの関係性になります。つまり,iOSアプリ上でボリュームを下げると,Sonica DAC側で表示されるボリューム値とは実態にズレが生じます。
これらは,AirPlay 2の機能追加主旨であるマルチルーム再生における整合性を意図とした仕様変更であるため,Sonica DAC側で動作を変更することはできません。音質的観点から申し上げれば,iOSアプリ上ではボリュームをMAX固定で使用し,ボリューム調整はSonica DAC側で行うことが理想的な運用となります。
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