ご使用のWi-Fiルーター仕様をご確認下さい
5GHz帯を用いるWi-Fiルーターの場合、W52、W53、W56という周波数帯域を動的に使用する機器があります。弊社機器では原則としてW52のみ使用しますが、Wi-Fiルーター側でその誘導が正しく行われないために「繋がったり繋がらなくなったりする」「一向につながらない」という症状を呈します。稀に誘導が正しく行われるために繋がったように見えたり、初期設定は問題なく終わりますが、以後突然繋がらなくなるというのがよくある症状です。
通常は意識することはございませんが、このような症状になったときには周波数帯域を明示的にWi-Fiルーターに設定して頂く必要があります。W52のみを使用するように設定をお願い致します。詳しくはご利用製品の説明書をご確認下さい。Wi-Fiルーター側でW52のみに固定設定することが出来ない場合は2.4GHz帯を利用して下さい。
中継器の仕様にご注意
オーディオルームがインターネット回線を引き込んでいる部屋から離れているなどで中継器をご利用なさるシーンが増えておりますが、一部の機種では正しく利用することが出来ないためご注意下さい。どのような機種が該当するか不安をお感じの場合、弊社に事前にお問い合わせをいただくか、利用予定の無線LAN機器メーカーに使途を伝えてご確認下さい。
一部の無線LAN中継器はNATと呼ばれる仕組みが働きます。弊社製品を含めた多くのオーディオビジュアル製品では、機器の探索などにブロードキャストという通信が用いられます。この通信はブロードキャストドメインという範囲にのみ到達するのですが、NATと呼ばれる機能を使用する機器が間に入るとブロードキャストドメインが分断され、Sonica AppからSonica DACが見えず利用できないということが起こります。同一SSIDを拡張する一般的なコンシューマー向け中継器では、親機なのか中継機なのかどちらのアクセスポイントに対してスマートフォンやSonica DACがつながっているのかが安定せず、かつ、それを制御できないものがほとんどであるために、分断の影響を受けやすくなっています。ですのでもしこのような状況にある場合には中継器自体を変更するか、Sonica DACを利用する場所に適切な形で新しい無線LANアクセスポイントを設置する必要があります。
Posted in: Sonica Series